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2018.09.06日文研の話題 日文研・アイハウス連携フォーラムを開催しました(2018年7月27日)

 7月27日、東京都港区の国際文化会館講堂にて、日文研・アイハウス連携フォーラムを開催しました。

 本フォーラムは、日文研と公益財団法人国際文化会館(アイハウス)が連携し、現代日本や日本人についての理解を多角的に深めるため、2014年から実施しています。第14回目となる今回は、日文研の細川周平教授が「日系ブラジル人の集う楽しみ」と題して講演を行い、61名の参加がありました。

 1908(明治41)年に日本人のブラジル移住が始まってから今年で110年を迎えます。日系移民たちは生業である農業・商工業などに従事する一方で、楽しみを求めて集い、マイノリティとしての生活の拠りどころとしてきました。講演で細川教授は、移民たちの「集い」の具体例として、1910年代から記録が残る句会や日本映画上映会をはじめ、のど自慢大会、カラオケ大会などを写真や映像で紹介。そうした集いが一般社会に対して持つ心理防衛的な意味とともに、母国の情報を得る場、日本語で自己を表現し子孫とつながる場として果たした役割の大きさを明らかにしました。

 続いて、サンパウロ生まれの日系三世であるアンジェロ・イシ氏(武蔵大学教授)が、コメントの中で日系コミュニティの課題などを指摘し、参加者からは「多文化社会ブラジルへの興味が湧いた」という声が聞かれました。
 
  • 講演を行う細川教授 講演を行う細川教授
  • アンジェロ・イシ武蔵大学教授(右)によるコメント アンジェロ・イシ武蔵大学教授(右)によるコメント