トピックス

2018.04.16日文研の話題 OCLC WorldShare ILLで海外図書館への図書貸出・複写提供を開始しました

 当センターは、海外に日本関係資料を提供する方策のひとつとして、OCLC WorldShare ILLに参加し、2018年4月より海外図書館への図書貸出・複写提供サービスを本格的に開始しました。

 OCLC(Online Computer Library Center)はアメリカ合衆国のNPOで、世界各国の大学や研究機関で構成される図書館情報サービス組織であり、WorldShare ILL(InterLibrary Loan)では、参加図書館の間での図書貸出・複写提供サービスが世界規模(56ヶ国・1万館以上・年間700万件)でおこなわれており、学術資料の国際間共有に大きく貢献しています。
 WorldShare ILLへの日本からの参加がこれまで早稲田大学等のごく一部であったことや、日米間ILLサービスである「GIF(Global ILL Framework)」が2018年3月で終了したことなどから、「日本からの資料提供が滞ってしまう」という懸念の声が海外の研究者・司書から多く上がっていました。このほど当センターがWorldShare ILLに参加し、所蔵資料の海外への提供を本格的に開始したことで、世界の日本研究により一層貢献できます。

 なお、このWorldShare ILLでの複写料金・送料等のやりとりには、OCLCの送金処理代行プログラム「IFM(Interlibrary-loan Fee Management)」を利用しています。これは図書館間の送金処理をOCLCが代行(日本では紀伊國屋書店が仲介)するもので、これにより国際間での送金の手間・手数料を大幅に軽減することができます。